無人運営スペースの電源管理を遠隔操作で効率化

遠隔制御の活用例

カラオケボックス、ゴルフ打席、サウナ、無人会議室、コンテナホテルなど、多区画を有する無人施設では、照明や空調、ヒーター、音響設備などの消し忘れが頻発しやすい状況にあります。
電源の消し忘れは、電気代の増加に加え、設備の劣化や安全性の低下にもつながります。

ここでは、現場でよくある困りごとや運用フローを踏まえ、SMARTIOを活用した遠隔操作・管理方法を整理します。

無人施設の電源管理における課題

無人運営を行うスペースでは、次のような課題が見受けられます。

  • 利用後も照明、空調、ヒーター、アンプなどの設備が稼働したままになっている
  • スタッフが常駐しないため、設備の消し忘れにすぐ対応することが難しい
  • 定期巡回や点検が手間
  • 終了時に自動で電源を落とす仕組みがなく、利用者任せになる

サウナヒーターや空調機器など、消費電力の大きい設備では、消し忘れによる電気代のロスは無視できません。各所の待機消費電力が積み重なると、年間で大きなコスト負担となることもあります。

SMARTIOとマグネットスイッチで主電源をコントロール

各部屋や区画の分電盤内にマグネットスイッチ(電磁開閉器)を取り付け、SMARTIOで制御する方法があります。これにより主電源系統を遠隔でON/OFFし、夜間や利用時間外の不要な電力消費を削減します。スマートフォンやPCから電源状態を確認でき、巡回作業の負担も軽減できます。

この仕組みでは以下のような形で動作します。

  • SMARTIOの接点出力でマグネットスイッチを操作し、主電源をON/OFF
  • 分電盤のブレーカーは過電流等に対する最終的な安全装置、マグネットスイッチは日常的な主電源のON/OFF用として役割分担

SMARTIOのAPIを外部システム(予約システム、センサー等)と連携させれば、状況に応じた電源の自動ON/OFF制御も可能です。これにより、無人運営の効率化や省エネ対策をよりきめ細かく行えます。

導入時の注意点とポイント

導入にあたっては、現場の設備や運用を事前によく確認することが大切です。

  • 影響範囲と機器動作の確認
    • 全設備一括OFFによる影響(遮断に弱い機器など)
    • 各機器の起動・停止シーケンス
    • 復電時の設定リセットや動作不良の有無
  • マグネットスイッチ容量は、遮断対象の合計電流で選定
  • 障害時に備え、現場での手動操作手段を確保
  • マグネットスイッチ設置等の電気工事は、必ず有資格の専門業者に依頼

遠隔電源管理で無人運営をスマートに

SMARTIOとマグネットスイッチを組み合わせた遠隔電源管理は、現場の運用負担の軽減、省エネ、安全管理の向上に有効なアプローチです。運用や設備の状況にあわせてご検討ください。

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