【防災】大雨、集中豪雨などの災害発生時に水門・電動ゲートの遠隔操作

遠隔制御の活用例
集中豪雨時の水門ゲートの遠隔操作

近年の気候変動により、台風や集中豪雨といった災害が増加し、各自治体には災害発生時の迅速かつ安全な対応が毎年求められています。水門の閉門・開門も、このような災害発生時に対応が必要な現場ですが、危険な状況にも関わらず現場で手動で行われるケースも未だに多く見られます。この記事では、遠隔操作の導入が進む水門の現状と、SMARTIOの遠隔制御による水門の操作について解説します。

災害時の閉門・開門を人が行う危険性

災害時に水門の閉門・開門は、人員の確保や現地へのアクセスが困難な場合、対応が遅れる可能性があり課題となっています。特に、台風や集中豪雨の際には、現場へ赴くことがリスクとなり、職員の安全を守るためにも迅速かつ安全な対応が求められます。

台風や集中豪雨は毎年大きな被害をもたらしています

水門操作 – 手動と電動の違い

水門にはそれぞれの役割に応じた設計がされており、動作に関しては手動操作のものと、電動で操作できるもので大きく分けられます。手動の小型水門はコストが低く、簡単に設置できるため、広く普及していますが、災害時の対応には危険が伴い限界があります。一方で、電動水門は水位センサーと連動したり遠隔操作が可能な製品もあり、迅速かつ安全な対応が可能です。

手回し式の水門
手回し式の水門もまだまだ多い

遠隔操作可能な電動の水門の導入が進んでいる

近年では、遠隔操作が可能な水門の導入が進んでいます。これにより、災害時に現場へ赴くことなく安全な対応が可能となり、被害の軽減が期待されます。特に、遠隔操作による水門の開閉は、人員の負担を軽減し、安全性を向上させるため、多くの自治体で導入が進められています。

電動の水門で遠隔操作の機能が無い場合

電動の水門であっても、遠隔操作機能が備わっていない場合があります。この場合、制御室や操作盤のスイッチで電源操作を行うことが一般的です。しかし、災害時には制御室や操作盤までのアクセスが困難になることも考えられます。このような課題を解決するためにも、レガシーな設備への遠隔操作を導入する防災対策も急務になっています。

電動式水門
遠隔操作の機能が無ければ電動式の水門でも災害時は人手が必要に

SMARTIOで水門の制御室、操作盤を遠隔操作

SMARTIOは、既存の水門設備の遠隔操作にもご利用いただけます。本製品はデジタル入力4点、デジタル出力4点のリモート設備制御装置で、制御室や操作盤の接点に接続し水門の遠隔操作を可能にします。インターネット経由でも安全に操作できるため、災害発生時は現場に赴かずに安全に対応することができます。SMARTIOは既存の設備に後付けで設置が可能です。操作画面も用意されているため、プログラムも不要、管理画面からの設定だけで簡単に遠隔操作を導入することができます。

設備構成イメージ

SMARTIOクラウドを使い管理画面から設定をするだけで、インターネット経由の遠隔操作も

気候変動による影響で、台風や集中豪雨が常態化

気候変動の影響により、台風や集中豪雨といった災害は今後も常態化することが予測され、迅速かつ安全に対応できる準備が必要になります。現場に赴かずに遠隔操作で水門を管理できるシステムの導入は、職員の安全を守りつつ迅速な対応を可能にします。

SMARTIOで既存の設備を活かしながら遠隔操作の導入を実現し、人力ではなくテクノロジーで災害時の対応力を向上し、被害の軽減を目指しましょう。

遠隔接点制御 SMARTIO® スマーティオ

現場へ駆けつけなくも
スマホでかんたん設備操作

製品名称smartioスマーティオ/型番bsmt-r4p4

[幅120mm 高さ25mm]のコンパクトな筐体サイズ

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