接点監視をして設備の稼働状態をAPIで図面に表示
SMARTIOは遠隔接点監視・制御装置として、APIも用意しています。例えば、施設の図面や地図の画像を組み合わせると、設備の稼働状態を表示するサイネージ用の画面を作成することが可能です。
SMARTIOのローカルAPIとは
ローカルAPIでは、ローカルネットワーク内の機器の接点監視・制御をSMARTIOで行うことができます。
同一拠点に設置された複数のSMARTIOをまとめて状態表示したり、操作を一括で行う場合などに、より便利にお使いいただけます。
ローカルAPIを使ったカスタマイズ
ローカルAPIを使い、工場内にある複数設備の電源の状態を、サイネージで表示するまでの流れを簡単にご紹介します。
1. SMARTIOと設備機器を接続
設備機器をSMARTIOの接点入力ポートへ接続します。
2. APIユーザを作成
SMARTIOの管理画面「ユーザ管理」より、APIが実行可能なユーザを作成します。
「管理」または「API」を選択し、任意のユーザID・パスワードを入力してください。
3. 入力ポート状態を取得
APIを使いSMARTIOの入力ポート状態を取得し、
設備の電源のON/OFFの状態を、工場の図面上に表示します。
以下のコードは入力ポートの状態を取得するHTMLの例です。
より詳しい情報は開発者向け情報をご覧ください。
<pre id="result"></pre><script> const userId = "[APIが実行可能なユーザのユーザID]"; const password = "[APIが実行可能なユーザのパスワード]"; async function api(portNo, operation) { const response = await fetch("http://[SMARTIOのアドレス]/v1/query", { method: "POST", headers: { authorization: "Basic " + btoa(userId + ":" + password), "Content-Type": "application/json", }, body: JSON.stringify({ query: ` query { inports { edges { node { portNo state } } } } `, }), }); const result = await response.json(); console.log(result); return result; } api().then((result) => { document.getElementById("result").textContent = JSON.stringify( result, null, 2 ); });</script>
1234567891011121314151617181920212223242526272829303132333435363738394041
実行結果は以下の様になります。
{ "data": { "inports": { "edges": [ { "node": { "portNo": "ONE", "state": "OFF" } }, { "node": { "portNo": "TWO", "state": "OFF" } }, { "node": { "portNo": "THREE", "state": "OFF" } }, { "node": { "portNo": "FOUR", "state": "OFF" } } ] } }}
123456789101112
4. HTMLを使い取得した情報をWebブラウザで表示
APIで取得した情報を使用し、HTML等で設備の状態を視覚的に確認できる画面を作ることができます。サイネージ等に表示すれば、電源の点け忘れや消し忘れ、故障で機器が起動していないなどが一目でわかり、施設の管理がスムーズになります。
ローカルAPIについては、開発者向け情報に詳細を掲載しています。そちらも併せてご覧ください。
クラウドAPIをご利用いただくと、インターネット経由でのアクセスも可能になります。
SMARTIOを使った活用事例
SMARTIOの接点入出力は様々な機器に対応。照明設備や車両ゲートなど、遠隔操作で人手不足の課題に対応します。
遠隔から屋外照明を点灯して省力化
屋外照明、看板照明、投光器などへSMARTIOを後付けし、点灯・消灯をスマートフォンで遠隔地から操作が可能になります。
車両用のセキュリティゲートの遠隔操作で人手不足に対応
複数箇所の車両ゲートを少人数で管理可能 SMARTIOで遠隔操作を導入することで、これまでより少人数でも複数の場所にある車両ゲートの開閉が可能になります。従来は手動での開閉が必要だったゲートでも、スマートフォンからの簡単